月. 9月 21st, 2020

最大割引率65%のカラクリ 。知らないと損する地域共通クーポン

 

Go To トラベル

 

2020年9月15日、赤羽一嘉国土交通大臣は、Go Toトラベルの対象となる東京を目的地とした旅行商品の販売が18日正午以降に始まると発表した。

新型コロナウイルス感染が拡大する恐れを考慮し、9月下旬にかけての状況を踏まえて最終決定となるようだが、このまま進めば10月1日以降の出発から東京都民と東京都を目的地とした旅行商品もGo Toトラベルの対象となる予定だ。

7月22日のGo Toトラベルキャンペーン開始以降、2カ月以上にわたって冷や飯を食わされてきた都民もようやく恩恵にあずかることになる。同時にこれまで対象外となっていた東京都を目的とした旅行も対象になるため、東京観光も注目を集めることになるだろう。

10月1日以降の出発は当初、9月以降としていた「地域共通クーポン」が発行されるタイミングでもある。これまで約35%の旅行代金の還元にとどまっていたが、約15%の還元となる地域共通クーポンとあわせることで、約50%の還元が実現する。対象地域も割引率も、ようやく「フルスペック」が実現することになるわけだ。

条件が異なれば当然、攻略法も異なってくる。キャンペーン開始から2カ月弱の間で、明らかになってきたことも踏まえながら検討してみたい。

地域共通クーポンについて知る

地域共通クーポンとは?

旅行期間中(日帰りの場合は当日、宿泊旅行の場合は宿泊日とその翌日)にかぎり、旅行先の都道府県とその都道府県に隣接する都道府県内のみで使える紙ないし電子クーポンである。紙クーポンの場合は、1枚1000円単位。電子クーポンの場合は、1000円、2000円、5000円単位。いずれもおつりは出ない。電子クーポンは店舗のQRコードをスマホなどで読み取り、利用する電子クーポンを選択して精算する。

地域共通クーポンはどこで使えるのか?

土産物店、飲食店、観光施設、アクティビティー、現地での交通機関などが対象となっている。ただし、対象業者は9月8日に登録を受け付けたばかりで、9月17日時点でその具体的な対象は明らかになっていない。9月15日までに申し込まないと10月1日には間に合わないとしているので、当初の利用可能店舗は限定的な可能性もある。

地域共通クーポンを使う場合に有利な行き先は?

このクーポンは前述したように、旅行が終わってしまうと同時に「紙切れ」と化す。そのため、当面は北海道、京都府、沖縄県など、いわゆる有名観光地をかかえる都道府県にしたほうがクーポンを有効活用できる可能性が高いだろう。仮に使えるとしても、あまり利用したくないものに対して利用するような事態は避けたい。

山口県と大分県が隣接? 隣接する都道府県とは

陸地で接している場合、隣接する都道府県かどうかの判断はたやすい。ただGo Toトラベルキャンペーンの定義では、日帰りで往復する航路が存在する都道府県同士も「隣接」していることになる。例えば、山口県周南市の徳山と大分県国東市の竹田津を結ぶスオーナダフェリーがあるので、山口県のホテルで宿泊した際に受け取った地域共通クーポンは大分県でも利用することができる。

隣接する都道府県の完全なリストについては、国土交通省の「地域共通クーポン 取扱要領」にある『利用エリアにおける「隣接する都道府県」』を参考にしてほしい。

実は65%オフ? 四捨五入を意識する

地域共通クーポンは旅費の約15%還元となっているが、金額は1000円単位で四捨五入となる。例えばホテル代が3334円としよう。その場合、15%は500円である。しかし、切り上げとなるので、実際のクーポン支給額は1000円。すでにホテル宿泊代から35%の1167円が割り引かれているので、3334-1167-1000=1167円となる。

これは約65%引きに相当する。この65%という割引率が理論上最大となるが、地域共通クーポンの還元額をぎりぎり四捨五入で繰り上がる金額にすることで、割引率を引き上げることが可能となる。

旅行会社クーポン、割引きっぷ併用で割引率を高める

オンライン旅行会社のクーポンや地方公共団体のキャンペーンと併用する

Go Toトラベルキャンペーンは、単体でも魅力的なキャンペーンだが、オンライン旅行会社が独自に提供するクーポンと併用することで、さらに還元率を高めることができる。ただし、こうしたクーポンの多くは数量が限定されているため、先手必勝となる。

とくに「じゃらん」や「楽天トラベル」のクーポンは人気が高い。こうした情報が早いのはやはりツイッター。なかでも、「ハナ@コスパ旅×観光業応援中」や「ローコストハイクオリティトラベル」などの情報が充実している。

旅行会社のクーポンのほか、都道府県や市町村などの地域限定キャンペーンとGo Toキャンペーンが併用可能な場合もある。これらについては、『旅行クーポンサイト』の「Go Toトラベルと併用できる自治体観光キャンペーンまとめ」がわかりやすくまとめられている。

JRの大幅割引きっぷと併用する

Go Toトラベルキャンペーンは、旅行会社のツアー商品を利用しないかぎり、原則的に行き帰りの公共交通機関は還元の対象とならない。しかし、JR各社が出している割引きっぷと併用することで、格安な旅行をすることができる。

例えば、JR東日本が出している「お先にトクだ値スペシャル」では、列車や期間にもよるが、出発20日前までに「えきねっと」で購入すると、最大50%引きとなる(2021年3月31日まで)。例えば東京駅から長野駅まで、「あさま」の普通車指定席を利用して、片道4060円と高速バスなみの金額である。

一方、ツアー商品という形をとってGo Toトラベルキャンペーンの対象商品となっているのが、JR東海ツアーズが出している「ひさびさ旅 日帰り」。

東海道新幹線で日帰り往復することが条件のきっぷだ。東京駅から京都駅までののぞみの指定席と京都駅構内のキヨスクで使える500円の利用券がセットになって1万4600円(10月1日以降は1万5200円)。週末でも同額なので、休みはとれないが京都には行きたい!といった人には最適だろう。

JR西日本はどこでもドアきっぷを9月18日から発売する。2020年10月1日から12月25日まで、新幹線など特急列車を含めてJR西日本・九州・四国全線3日間乗り放題で、グリーン車(指定席利用は6回まで)を利用した場合でも2万3000円(金土日もしくは土日月利用)となる。

Go ToトラベルとGo Toイートの併用は可能?

飲食業界を支援する「Go Toイートキャンペーン」では、購入金額の25%が上乗せされるプレミアム付き食事券が販売される。大阪府や千葉県を含む33府県では早ければ9月中に、東京都や神奈川県を含む14都道県では10月下旬から11月にかけて利用可能となる見通しである。

飲食店がGo toトラベルとGo toイート両方の事業に登録していれば、併用して利用することもできる。ただし、全国どこでも併用できるとはかぎらない。たとえば、香川県のGo toイートのプレミアム付き食事券対象者を香川県民に限定しているなど、自分の住む都道府県での利用に限られる可能性も高い。

50%還元と東京除外解除は結局、いつからなのか?

地域共通クーポンが提供されるのは、10月1日以降の出発もしくは宿泊。現時点で予約したものも、もちろん還元の対象となる。ただし、旅行会社で予約するツアーの場合、その旅行会社が地域共通クーポンを提供する準備ができていないと還元されない。そのため、自分の利用する旅行会社で確認する必要がある。

東京除外解除についても、10月1日以降に出発する東京都民の旅行、もしくは10月1日以降に東京都への宿泊を伴う、あるいは日帰りの旅行が対象となる。この予約受付開始は9月18日の正午以降となるが、これもその時点で旅行会社や宿泊施設が対応していることが前提となる。

これまでのところ、予算の消化がそれほど進んでいないGo Toトラベルキャンペーン。現時点では2021年1月31日までが対象だが、場合によっては2021年3月まで延長されることもあるかもしれない。

いずれにしてもフルスペックが確約されているのは2020年10月1日から2021年1月31日まで。一方、冬になると、また新型コロナウイルスの感染が拡大するという予測もある。感染拡大のリスクを最小限に抑えるよう配慮しながらにはなるが、Go Toキャンペーンを活用するなら、この秋は条件がそろっているといえるかもしれない。

By Cat

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